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 第6回 デリケートゾーンのかゆみ

[2025.12.01]

デリケートゾーンが痒い時は皮膚科、婦人科どっちに受診したら良いの?

第6回コラム(決定版) 

デリケートゾーンのかゆみの原因

大きく分けて2つあります。

①外陰腟バリア機能の低下

②外陰部環境の乱れ

 

①外陰腟バリア機能の低下について

外陰腟バリア機能の低下とは、腟内環境を健康に保つことができない状況を言います。

例えば、

☑女性ホルモンの低下(更年期、ピル服用、月経周期によるものなど)

☑免疫力の低下(風邪、疲労、妊娠、ストレスなど)

による腟内フローラ(腟乳酸菌)が保てない状況になると、腟内は健康を保てず抵抗力が低下し、雑菌や真菌(カビ)やウイルスに感染しやすくなります。

また、性交渉で感染する性器クラミジア症や性器ヘルペス、腟トリコモナス症、淋菌感染症などもかゆみなどの症状を引き起こす感染症です。

 

≪外陰腟バリア機能低下による代表的なもの≫

病名 かゆみ おりものの特徴
外陰腟カンジダ症 激しいかゆみ、 酒粕状、ヨーグルト状
性器ヘルペス むずかゆくなり、痛みが強くなる あまり変化ない
腟トリコモナス症 激しいかゆみ 泡状、臭いが強い
細菌性腟症 かゆみ・痛みを伴わないこともある サラサラとした灰白色、魚が腐ったような臭い

 

③外陰部環境の乱れによるかゆみ

月経中は、生理用品で蒸れや、ショーツでの擦れで、皮膚が敏感になることで痒みが生じることがあります。

また石鹸での洗いすぎなど、普段何気なく行っている習慣も、外陰部環境が乱れる原因になることもあります。

かゆみだけでも婦人科に受診した方がいい?

婦人科医の視点からお伝えしたいことは、

『かゆみ一つの症状であっても、表層だけでなくその奥(腟・子宮・卵巣)に原因が隠れている』こともあるということです。

婦人科は、内診台での診察やクスコという専用の器具を使った診察、おりもの検査などが可能で、表層の診察だけではわからないより深くに潜む原因を診断することができます。

デリケートゾーンのかゆみは、日常生活に支障が出るほど苦痛な症状の一つです。

初期症状を見逃すと疼痛が悪化したり、治癒しても症状が残ることがありますので、初期のサインを見逃さない事がなにより重要です。

症状に不安を感じたら、いつでもご相談ください。

 

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