第8回 最近やたら疲れやすい!?
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最近やたら疲れやすい!?それってもしかすると婦人科の病気が隠れているかも!
最近疲れやすいなと感じることはありませんか?
当然の事ながら、仕事や家庭で役割があり、疲労を感じる事も多いかと思います。
女性は生涯に渡り女性ホルモンの影響を受け、日々年々変化を感じ取りながら生活しています。
ここ最近疲労感が強くなったな・・・という背景には婦人科の病気が隠れている可能性もあります。
今回はその疲労感の原因と、婦人科の病気との関連についてお話します。
出血すると酸欠状態になる?!
まず、生理は当然のことながら必ず出血します。また閉経時期に近い人も、出血が多く持続する場合もあります。
多かれ少なかれ出血をするということは通常の状態よりも体内から血液が減っていくことになります。
血液の中には、身体全体に酸素を供給する『赤血球』が存在していますので、その赤血球が減ると酸素運搬能力が落ちてしまいます。
身体が酸素不足となり、いわゆる酸欠状態になることで、「疲労感」「息切れ」「だるさ」「眠気」等々の症状がでます。
もしも上記の症状がある場合は、まずは血液検査をお勧めします。
ヘモグロビン値や血清鉄、貯蔵鉄などを調べると貧血の診断が出来ます。
貧血の診断後、もっと重要なことは貧血を引き起こしている原因を突き止めることです。
先に示した月経の量の多い少ないに関しては、他人と比較出来るものではなく、明らかに出血が多い方でも、いつもこのくらいだから大丈夫と、意外と多い出血にも慣れてしまっている事があります。
その様な場合は、問診の中で出血の量などを確認した上で、婦人科の病気が隠れていないか診断を行う必要があります。
婦人科の病気との関連
最も除外したい診断としては、まずは悪性腫瘍(がん)です。
これらの頻度は少ないですが、命に関わるので最初に除外をしておくべきでしょう。
その次には良性疾患である子宮筋腫や子宮内膜症(子宮腺筋症)、子宮頸管ポリープ、子宮内膜ポリープです。
子宮筋腫や子宮内膜症(子宮腺筋症)、ポリープは、月経量を多くしてしまう事もあります。
また、更年期は閉経前後5年間を指しますが、更年期には、不正出血や生理の量が多くなることもあります。また、閉経前後の時期は女性ホルモンの低下により、疲れやすさやだるさなどの症状が出現することもあります。
婦人科以外の病気が隠れていることもある
診察の結果、『婦人科以外』の病気の可能性が隠れていることもあります。
その様な場合は、胃や大腸からの出血の可能性、甲状腺機能低下症等の可能性も否定は出来ませんので、注意が必要です。
いずれにせよ、いつもと違う「疲れやすさ」を感じたら受診をお勧めします。
