第9回 その不調、更年期障害?
その不調・・・ひとりで我慢していませんか?
1. こんな症状はありませんか?
「年齢のせいかな?」と流してしまいがちな日々の違和感。実は体からの大切なサインかもしれません。
-
睡眠の悩み: 寝つきが悪い、夜中に目が覚めてしまう
-
体のこわばり: 朝起きた時に、手の関節が動かしにくい
-
急な発汗: 運動もしていないのに、急に吹き出るような汗が出る
-
慢性的な疲れ: 肩こりがひどい、疲れが取れにくい
2. 「更年期」と「閉経」の正体
日本人の平均的な閉経年齢は50歳と言われています。その前後5年間(45歳〜55歳頃)を一般的に「更年期」と呼びます。
最後の月経から1年が経過して初めて「閉経」と定義されるため、渦中にいる間は、今の月経が最後の一回かどうかは誰にも分かりません。
そのため、この年代の女性を専門的には「周閉経期(しゅうへいけいき)」と表現します。
【知っておきたいポイント】
女性ホルモンは、ある日突然ゼロになるわけではありません。
数年かけて「揺らぎ」ながら、階段を降りるように徐々に低下していきます。この揺らぎが、心身にさまざまな不調をもたらします。
3. 「症状」と「障害」は違います
更年期における心身の変化には、実は2つの呼び方があります。
-
更年期症状: この時期に多くの女性が経験する、心身の変化。
-
更年期障害: それらの症状によって、「日常生活に支障が出ている状態」。
「以前できていたことができなくなった」「家族から性格が変わったと言われた」……。もしそんなお悩みがあるなら、それは治療の対象となる「障害」かもしれません。
4. 隠れた病気を見逃さないために
更年期の症状は、他の病気と見分けがつきにくいのが特徴です。
-
めまい ⇒ 耳鼻科の病気
-
関節痛 ⇒ 整形外科の病気
-
動悸(どうき) ⇒ 甲状腺や循環器の病気
「これくらいで病院へ行くなんて……」と迷う必要はありません。他の病気が隠れていないかを見極め、あなたに合ったケアを一緒に見つけていきましょう。
気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
